海、山、そして人。ぐるぐる螺旋状。
思考がぐるぐるする。円を描いいてずーっと同じこと考えて繰り返し同じことをしているようで、実は違う。
上から見たら円を描いてて同じことの繰り返しに見えるけど
だけど視線を変えれば確実に伸びてる
ここ最近そんな感じだった。
8月には、一気にいっぱいの変化があった。
- 名護市民になった
- 引越し(念願の瓦屋根の庭付きハウス)
- 学校でのお仕事スタート(慣れない月~金、8時~16時の出勤)
- 人口100名の集落での生活
そんな中で、約2ヶ月ほど、自分の中で矛盾の世界を作っていた。
- 周りに気の合う友達がいなくてモチベーション下がる事件
- リアルな教育現場と自分の思い描く教育のギャップに苦しむ
- やりたいことがあるはずなのに出来てないもどかしさ
- 自分の理想の暮らしをしているはずなのに幸福感があまりない
- 幸せかそうじゃないかって言われたら幸せなのに何か違う
という、矛盾の輪の中にハマってなかなか抜け出せなかった。つまり、円を描いいているようだった。
ブログ書きたいのに書く気すらおきなかった(笑)
下書きが結構たまってるのは秘密。
という、なんとも言えない負の連鎖にハマりにハマって、これでもか!ってぐらい自分を見失っていた。いっぱいいっぱい、考え事をした。ただただ考えてた。
初めてのおうち
初めてのしごと
初めてのちいき
初めてのくらし
初めてのパートナー
全てが新しすぎる環境。
分からないこと、掴めないことだらけだけどその中でも結構苦戦しているのが
ゴミ捨てだったりする(笑)
この暮らしは私には合っていないのかもしれない。読谷や北谷に住んでいたときの方が働いている時間は断然長かったけど、凄くキラキラしていて凄く楽しかった。好きなことをやっていて、人生がとっても楽しかった。今はキラキラもしていない。塾での仕事がとっても楽しかったのに、学校は全然楽しくない。遠いところに住んでるから気軽に気の合う友達にも会いに行けない。前は友達と一緒に「こういうことやろう!ああいうことやろう!」って言って凄く盛り上がってたくさん色んなことをしていた。サーフィンだってダイビングだっていっぱいしてた。サルサも毎週踊りに行っていた。あのころのキラキラした人生を満喫している自分はどこにいったのだろうか・・・。
・・・ん!?待てよ・・・
それなのかもしれない。気の合う友達としゃべってない。やりたいことをやっていない。あんなに行動力があって、何も躊躇せずに「とりあえずやってみる!」精神の私がいない。確かにあのころはバカだったけど、そのバカっぽさが恋しい。
そう気付いたときに、少し遠くても、気の合う友達に会い始めようという気になった。
今考えれば、とりあえず行動に移してみたんだと思う。
無意識的に、考えても考えても答えにたどり着かないときは「とりあえず行動なんだ」って分かってたんだと思う。そして行動しすぎたらまた考える時期がくる。そうやって少しずつバランスを保つのが上手になってくる。
まずは気の合う友達に会うために電話をかけまくった。電話で話しするだけでも元気になる。よし!ちょっとこれやってみよう!ってなる。
すると、全ての外的な環境は全然変わらないのに少しずつ心が軽くなっていく。
そして、この前まで初めてだったことが、少しずつ、「初めて」じゃなくなっていく。
そうしていくうちに、家にこもってるだけじゃなくて大浦(住んでるところ)を散歩するようになり、隣の農家さんと仲良くなれたり、大浦のこと色々発見できたり。
住み始め当初は週に4、5回名護に行っていたけど、近所のみんなと知り合い始めた今は、週に1、2回行くか行かないか。近くのおばちゃんたちとも仲良くなって色んな話もするようになったし、お手伝いをお願いされたときは最高に嬉しい。
周りに生かされている、人間は協力することで自立できる。
最近凄く感じる。田舎だからとかじゃなくて、都会でもきっと同じなはず。
そして、「初めて」がだんだん初めてじゃなくなっていく感じがたまらない。ワクワクしている反面、少しだけど懐かしさというものを感じる。
そんな私の集落での生活、学校で感じていること、そして失敗を繰り返している畑の様子。新商品の試作と失敗作。ねこちゃんたち。最近飼い始めたメダカたち。近くの子どもたち。もっと発信していこう、って思った。
11/30から、東京に行く。今年3度目だけど、今までで一番楽しみ。4泊の中に新しい出会いもあるし、行きたいワークショップにも行く。東京仲間にも会えれば幼馴染にも会える。久しぶりに親戚にも会いに行く。見たい映画も見に行く。
田舎暮らしも大好き。本当にこの暮らしを愛している。
でも、どうしてもやり遂げたいことがあるから、田舎を抜けて資本主義の世界に飛び込むのはとってもワクワクするし、必要だと思う。
そしてまた帰ってきたときにきっと、「やっぱ暮らしはここだな~」って海で山に沈む夕日を見つめながら思うんだろうなーって、そういう妄想をするのもまた楽しかったりする。
まだ23年しか生きてないけど、年を重ねていけばいくほど、素直に生きることが上手になってきているような感じがする。