米と幸せ
米の味
米は小さい時から食べてた。
家の晩ごはんで、これはいいお米なのよって、新米だから美味しいのよって出されても、正直違いがあまりわからなかった。
そもそもあまり食べ物に興味がなかった。
美味しいに越したことはないが、不味くなければ、食べる物はなんだって良かった。
そんな意識の舌だから、米の違いがわからなくて当然なのかもしれない。
そんな僕が、流れに流されて米を作ってるんだから、人生は何があるかわからない。
自分で作った米はびっくりするほど上手いだろう!よくそう聞かれる。
びっくりする程うまいですよ!って僕はよく言うが、実のところ、びっくりするほど普通の味なのだ。
もう僕の舌がバグってるだけかもしれないが、米に対する愛が足りてないのだとも思う。
だけど、こんな意識のやつでも米は簡単に作れるのかーと思われたくはない。
米作りは大変だ。すげー大変だ。僕も適当にやってるわけじゃない。主に東海岸に住む若者4人でやってるから、出来てるというのもある。
この地域の良いところだ。この若者グループたちのおかげで、こんな僕でも米が作れる。
それに僕は米の味は良くわからないけど、重要なのは味だけじゃない。
米を自給して、家にいっぱい米があると安心感がすごい。あ、なんとか生きていけそうだってなるし、人にプレゼントしたりもできるし、売ったり自慢したりもできる。
米を作る前は、食卓に出された米は、一体誰が、どこで、どのように作られているのかなんて、考えもしなかった。
でもそれってなんか変な気もする。
自分が食べるものなのに何も知らないなんて。
食に対しては、僕もまだまだ考えない時の方が多い。
まだまだ、米をはじめ、他の植物や種、自然の事を何もわかってはいないって事だと思う。
米農家さんに比べたらお遊びに見えるかも知れない。
これからちょっとずつ、米も自然も体に染み込ませて学んでいきたいと思う。
ちょっとづつ味覚も研ぎ澄ませていく。
だから僕らは植えます。
愛を込めて、米、植えます。
3/10 (SAT)
僕ら東海岸の若者グループ 嘉陽田んぼの会。始動!!
イベントページ↓↓
https://www.facebook.com/events/1326143520820780/?ti=cl
皆、僕たちと一緒に田植えしようぜ。
米の奥深さ、感動を共有しよう。
場所は山に囲まれた最高な場所です!
米サイコー!!