畑と経済
やっと草刈りが終わり全体が見渡せるように
なった。
さあこれからどうするか。
どこをどういう風に耕せばいいのか。
そもそも耕さなくてもいけるのか。
じっくり観察しながらやっていきたいと思う。
色んな農業の本とか読んでみて、参考程度にはなったけど、やっぱり実践してみないと何もわからない。
この土地にマッチするやり方、作物を植えてみたいと思う。
適地適作てやつ。
やっぱりオクラとかモロヘイヤとかは沖縄にマッチしているのか、肥料、農薬等、何もしなくてもスクスク育ってた。
逆にトマトとか西洋出身の作物は、雨とかですぐ病気になってしまうイメージがある。
そうなるとハウスとかが必要になってお金がかかってしまう。
トマト大好きなんだけど。
人間にも一緒の事が言えるんじゃないかとよく思ってる。
ゴーヤーが寒いところでは育てられないように、沖縄の人も寒いところは苦手だと思う。
そうなると、暖房やヒーターなど、ハウス的な設備が必須になり、病気にかかりやすくなってしまう。
いわゆる温室育ちってやつになるのかな。
その土地にあってるもの、特に勝手に生えてる雑草とかは全く病気にならない。
健康だからハッピー。
経済もそうかもしれない。
今の資本主義も、ヨーロッパとか白人さんにマッチしたやり方だとしたら、貧困と言われている沖縄は、資本主義はマッチしていないのかもしれない。
トマトがトマトのために作り出したシステムと環境。
そんな場所で、トマトより育ってやるぞって、ゴーヤーがいってもトマトに勝てる訳がない。
ゴーヤーや、オクラが沖縄でスクスク育つように、沖縄にマッチした経済ていうものがあるのかもしれない。
うちなー経済。
めっちゃゆるそう。
マッチした経済があるとしたら、きっと雑草みたいに病気にならないで、刈っても抜いても、除草剤をかけられても、延々とにょろにょろと出ててくる。
何があっても大丈夫な雑草経済。
作物も、人も、仕事も、経済も、環境にマッチするものを。
やりたいことやろう。