生きてますよここ東海岸

沖縄で田舎暮らしをする若者の非日常会話

「スーパー、お店、全部なくなっても僕は生きていけるんだよ。」

私が住んでいる大浦の区長さんの言葉。

 

区長さんに私の想いを少し話したら、色々盛り上がって区長さんの想いを話してくれた。

 

未だに集落に馴染めてなくて、少しずつ、少しずつ、って思いながら、最近はご近所さんのお手伝いしたり、道端で少しお話ししたり。

 

そんな中、新築祝いにお誘いがあって行ったら、まあものすごい。

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魚がうまい。とれたて新鮮。隣の家に住んでいるうみんちゅの方。大浦での集まりの時には必ず美味しいお魚が出てくる。

 

そんな中で行事ごと、集まるごとに少しずつ顔も知れていって、みんなと話す機会も増えて。

 

今日は区長さんと少しゆっくり話す機会があった。

 

私「大浦は野草が本当にすごくてとっても楽しいです。だから、野草摘みのイベントとかやって天ぷらにして食べたりとかそういうのもやって楽しさをみんなに分けたいなーって思ってるんです」

 

区長さん「りなちゃん、本当にそうなんだよ!僕たちはね、そうやって育ってきたんだよ。お母さんが山仕事、畑仕事から帰ってきて手ぶらで帰ることはなかった。道端で野草拾ってそれが食卓に出たもんだよ。でもね、戦争があったでしょう。そのあとにアメリカの文化がやってきて、文明が進んで、沖縄のそういう伝統的な暮らしを親から子に伝えるっていうことが出来なかったんだよ。その文明化が悪いとかそういう話ではなくて、もちろんいい部分もある。でも、伝えきれなかったそのブランクをなんとかして自分が出来る範囲で埋めたいと思ってる。なんでかというとね、ここが大好きなんだよ。本当に。山があって海があって川があって人がいて、本当に最高なんだよ。野草もいっぱいだし、やろうと思えばなんでも出来る。今の時代、何かがあってスーパー、お店、なくなっても生きていくための知恵っていうものはあるから、生きていける自信はあるよ。だからね、りなちゃん、大浦でこういうのやりたい!大浦のこういうところ知りたい!子供たちとこういうことやりたい!っていう思いがあったらまず公民館に来てユンタクしよう。そこから始まるよ。公民館はそのためにあるんだよ。仕事終わりに、お家に帰る前にでも公民館に寄ってね、ユンタクしよう。」

 

とっても嬉しかった!

 

そして、「全部なくなっても生きていける」その知恵を、次の世代に受け継ぎたいと強く思った。

 

もっと大浦を歩いて、山に入って、先人たちの話を聞いて、知恵を受け継いでもらって、ワークショップしたい。

 

というか、、、近々するので楽しみにしててください!!!

 

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大浦のマングローブ。私の家から歩いて1分の景色です。夕方になったらみんな集まって釣り。

 

嗚呼、なんて贅沢な暮らし。

 

この暮らしを心から愛している