生きてますよここ東海岸

沖縄で田舎暮らしをする若者の非日常会話

その一本、本当に必要?

すぐるの大っ嫌いなところ。

何個かあるけど、その中でもダントツで最強に嫌いなところ。

 

タバコ!

 

もう一度言う。

 

タバコ。

 

君はいつも、イライラしたり、アイデアが欲しかったり、ちょっとテンションが上がったり、疲れた時にタバコを吸う。そしてこう言う。

 

「俺の友達なんだ」

「自分の好きなことだからいいじゃん」

「体に悪いって喫煙者が一番よく知ってるよ」

タバコミュニケーション分かってないな〜」

 

そしてタバコを吸って帰って来た後には決まってこれだ。

 

「りーなちゃんいいアイデア思いついた!」

「これだ!!!!!!」

 

でも一つ言いたいことがある。今までで、タバコ後のアイデアが実現したことは一つもない。あったら教えて欲しい。

 

そしてタバコミュニケーションについて。

 

まあ、言っちゃえばサークル内の雑談ってやつだよね。

(喫煙者のみんなを一気に敵に回したのは百も承知)

 

そしておまけに君は、自然栽培をしたいと言う。これだけ体にニコチンやタールを入れ、「現代のタネはヤバイんだ!」「農薬とか肥料って本当に土にも体にも悪いんだ!」と言って、体に優しい、地球にも優しい、無肥料無農薬の自然栽培をしたいと言う。そして実際に畑で実践している。

 

でも、タバコは吸う。

 

そして君は、私のことが大好きだという。世界で一番好きって言ってくれた。でもこの前キスした時に私の唇がヒリヒリした。タバコ吸った?と聞いたら君は素直だから「うん」と答える。何回もタバコの煙で一時的な喘息を起こしている。それでもタバコをやめない。正確に言うと、

 

タバコをやめられない。

 

そして、出窓には大量の吸い殻。ちゃんと喫煙者として責任持って片付けてください。

 

君の言ってることとやってることには矛盾点が多すぎる。私はタバコで苦しみたくない。もうあの喘息みたいなやつはいやだ。咳がキツイ。だし、臭い。し、タバコ高い。それだったらガソリン代ちょっと入れて欲しい。タバコを5ケース我慢したら3日分のガソリンは入る。

 

すぐる君。

君はなぜタバコをやめられない?依存?大切な人を傷つけてまでも、タバコが大事?

 

それだったら私…。。。。。

 

お返事待ってます。

やんばるを使い尽くして


f:id:imadokihatake:20180213230731j:image
名護市の東海岸で1000坪程の畑を借りた。

畑といっても、3、4m級のススキで覆い尽くされてる、耕作放棄地てやつ。

周りのおじい、おばあたちには除草剤を使えばいいよーて言われるけど、僕はあまり使いたくないから、草刈り機で刈ることにした。

自らの身体で草を刈る事で、どこにどういったものが生えてるかわかるし、なにより、除草剤といったものが、はたしてどんな風に土壌や周りの環境に害が及ぶかもわからないのに、ただ便利だからという理由で使うのは、なんだかイケてない気がした。 

 

最初はかなりしんどかったが、やっていく内にコツを覚えていった。 やはり質より量だね。

 

バサバサ斬り倒していくと、切れた断面が真っ赤のものがあったりした。 なんでかはわからないけど、血みたいで少し怖くなった。

自然に対する罪悪感てものがでてきたりもした。

 

なんでこんなにもススキだらけなのだろうと思い、調べてみたら、どうやら荒れ果てて植物の成長が困難になってしまった地に、一番最初に生えて葉を広げなくても効率の良い光合成を行い、窒素固定などもできるイネ科が生えるのではとのことだった。

他の植物や生物が成長できるように、土を豊かにするために生えているということ。

つまりは特攻隊長だ。

そんな特攻隊長さんをバッサバッサ伐ってたらさすがに罪悪感も湧いてくる。

そんなこんなで、バチがあたらないかなとか思いながら、作業をしていたら、後ろに誰か立ってるんじゃないかモードになってしまった。

このモードのめんどくさいところは、切り替えようとすればするほど、イメージがリアルになってしまう事だ。

誰か僕の後ろに立ってる。 白い服を着た男の子が、血のついたキツネのお面を被って立ってそうだ。

そんな感じがした。

勇気を出して後ろを振り向いたら、当然のことだが誰も立ってはいなかった。 


f:id:imadokihatake:20180213223046j:image

 

だけど、次振り向いたらいるんじゃないかと思いはじめた。

 

僕は髪が長い。理由は、お金がかからないのと、髪が長いと不思議な能力が追加するらしいという記事を見たから。

 

その記事によると、ネイティブアメリカンは戦時中、全く知らないジャングルの中にある敵の罠を、何故かスイスイと見事にかわしていったと、だけど、軍人頭の坊主になってしまったとたん、その不思議な能力はなくなり、運動神経がいいだけの人になってしまったらしい。

猫もひげを切ったら元気がなくなってしまうという、いわば髪は人間の触覚的な役割なのかもしれない。

もっと調べると、髪が長いと様々なものをキャッチできるらしいが、ついでにいろんな嫌な念とやらも一緒にキャッチしてしまうと。

だから坊さんは雑念が取りつかないように、常に無でいるために、坊主にしていると。

だから僕もなんか嫌な念をキャッチしてしまっうかもしれない。そんな事を思い出してしまったために、恐怖が倍増してしまった。

そんなこんなでオドオドしながら作業していたら、いきなり後ろから、大きな声で、おい!て叫ばれた感じがした。おい!おい!て、めっちゃ聞こえてる気がした。 これは振り向いてはいけないやつだなと思い、しかとしていたら、めっちゃ近くなってきて、おーい!おーい!て、だんだん声が大きくなってきて、怒ってる声で、おい!おい!て、びっくりして、思わず振り向いたら、血のついたキツネの仮面少年ではなくて、無表情で、頭に阪神タイガースのTの文字がついたキャップを被ってるおっちゃんが立ってた。

誰ですか?怖いんですけど。

よくみたら隣の畑のキンジョーさんだった。

安心した。

キンジョーさんは色々教えてくれた。

若いんだから、ユンボ使わなくても、手作業で切り株掘り起こせるよとか。

そうなのだ、切り株がデカイからこのままじゃ耕運機を入れられないから、除去しなければならない。

 


f:id:imadokihatake:20180213225718j:image

 後日りーなーと掘り起こし作業と草刈り作業に別れて作業する事になった。

僕が掘り起こす担当だ。

株の周りが枯れ草だらけで、埋もれていたので、燃やしてみる事にした。

 

一瞬で火がついた。あーやっぱ火ていいよねーとか思ってたら、結構激しく燃え始めた。

 

火を足で踏み潰したら火の粉が飛び散り、周りに広がってしまった。 

お、やばいかもと思い、踏みまくったが消しても消しても風が強かったため、どんどんと広がってしまった。

 

あ、これやばいやつだと思い、あたふたしていたら、りーなが駆けつけてきてくれた。

りーなは枯れ草でバシンバシン叩いて消していた。 へー意外とそんなものでもいけるものなのかと。だから僕も切り株でチャレンジしてみた。
f:id:imadokihatake:20180213230339j:image

 ボスボスやってみたが、重くて全くダメだった。

 

火はどんどん広がり僕の身長ぐらいまでの高さになっていた。

 

これ本気でやばいやつだと思いテンパった。

 

りーながひたすら枯れ草でバシバシ叩きながら、水!水!みずー!!!と叫んでいた。

 

僕は車に鍋があるのと、運良く畑に井戸があったのも思い出して、鍋を持ちながら20m程先にある井戸に猛ダッシュした。

 

よし!

 
f:id:imadokihatake:20180213230721j:image

??

f:id:imadokihatake:20180213230731j:image

 ???

入らない、鍋が入らねー!鍋の端しか入らなくて1mmも水が入らなかった。

 

ダッシュでかけ戻り、とりあえず踏みまくった。火は3m程の高さにまでなり、ゴーゴーとものすごい音を出していた。

僕は涙目になりながら、ゴーゴーしている炎を眺めていた。

りーなは車にファンタがあるから!ファンタがあるから!と叫んでいた。

僕はなぜかファンタを取らずに、また井戸に向かって走り出した。 いい事を思い付いた。服を濡らしてバシバシやろうと思った。

りーなはどこにいくのー!!と叫んでいた。

これできっと大丈夫。そう思い、ゴーゴーいってる炎に濡れた服を叩きつけた。

 

叩きつけた瞬間火の粉が僕の顔面に降りかかり、まつげと髪の毛が焦げて怯んでしまった。

 

ばんじきゅうすってやつだ。

 

本当にもうダメだと思った。消防の人たちと周りの農家さんに怒られる姿が脳裏をよぎっていた。

 

りーながファンタ持ってこい!ファンタ持ってこいっていってんの!!て叫んでいた。

車にはオレンジファンタが大量に積まれていた。僕はてっきり500mのやつ一本だと思っていた。

最初から言ってくれれば。

 

2リットルファンタを六本程使いやっと鎮火できた。

 

鎮火できた時は二人とも無言だった。

 

あー、本当に良かったねーて


f:id:imadokihatake:20180213232232j:image

野焼きは気をつけてね!

 2/17(SAT)

橋の下でロックアウト一周年祭!

東海岸のやばさを味わってもらいますよ!

イベントページ↓ちぇけら 

 https://www.facebook.com/events/371002923333279/?ti=cl

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねこの歌。

さっき、ストーブの前でゴロゴロしてるねこたちを眺めてたら、いきなりウクレレでねこの歌歌いたくなって、ねこの歌作った。

 

f:id:imadokihatake:20180213222548j:image

ねこっていいよなー。

ストーブの前に座ればストーブがつき

(正確には人間がストーブをつけてくれる)

好きなことして家に帰れば中に入って

(正確には人間が中に入れてくれる)

可愛くしてるだけでご飯がもらえる。

(正確には人間がご飯をあげてくれる)

 

でもちょっとそれが羨ましくもあり、ちょっと憎たらしい…。。。と思いながらも猫ちゃんたちを撫でる。

 

最近はずっと余裕がない。時間も、お金も、心も。それで自分に意地悪してしまう。そして周りの人にも、特にすぐ近くにいるパートナーに意地悪してしまう。

 

そしてそんな意地悪する自分が嫌になる。

自分に自信がなくなる。

 

「自分のことは好きだし自信もある」

 

前からそう思っていたけど、“理想の暮らし”を求めてここ(人口100名の集落)にやってきて、半分理想の暮らしをしながら、その一方で自分に対する自信や肯定感、「好き」という気持ちはどこか知らない所に忘れてきちゃった感覚だった。要するに、時間やお金にある程度自由があって「好きなことをして人生楽しんでいる」と見せかけている自分が好きだった。

 

それとお金がどれだけ関係しているか知りたくて貯金をゼロにしてここの生活を始めた。

 

ー自分に自信がなくなった。

 

というか、元々自信なんて存在しなかったのだと気づいた。ここに移ってきて、自分の“理想の暮らし”を求めてそれを実行して、自分の根っこに気づけた。

 

自分が好きだったんじゃない

自分に自信があったんじゃない

 

自分の「やっていること」が好きで、自分が「やっていること」に自信があった。でもその「やっていること」は自分が本当にやりたいことかどうかと言われるとそうでもなかった。

 

小学校4年生の頃からずっと、

・家族

・世界平和

・自然

の3つを軸に生きてきた。現時点では家族の部分が怪しいけど、みんなが生きている間にそれはなんとかかんとか折り合いをつけたい。とくにお父さんは病気持ちだから、本当はもっといっぱい話したいけど色々あったから話しにくいこともいっぱいある。

 

でも、それを軸に生きている自分を好きなるのと、自分を好きになるの、ちゃんと区別しないとなーって。これもまた時が来たら分かるんだと思う。

 

とりあえず今は、お金があってある程度フリーに好きに生きている自分ではない。お金がなくて、自分の理想の暮らしをゲットしようとしている挑戦者。だからこそ、お金がなくても自分が好きになれるように、お金がなくても自分に自信が持てるように、未来の私が準備してくれた大切な時間だと思う。

 

なんというか、ちょっとおかしな話だけど、未来に向かっているというよりも、未来に呼ばれている。その感覚を覚えておくことが大切なんだと思う。

 

私は多分、宇宙人として生まれてしまったから、これからも宇宙人らしく生きよう、そう思った夜でした

 

たくさんのもがきと葛藤と愛をありがとう。

f:id:imadokihatake:20180213225524j:image

 

そして多分、私は“海”を求めてる

これで男レベルが上がったかも

どうもです。長島スカイノウカ~です。

 

今日は、キャプテンアーリーさんを講師でお呼びして、ソーラーパネルWSを開催しました。

 

キャプテンアーリーさんでーす。
f:id:imadokihatake:20180212223523j:image

f:id:imadokihatake:20180212223500j:image

え、車がやべえ!道とかで見かけたら120%四度見ぐらいするやつですね。

 


f:id:imadokihatake:20180212224546j:image

一応走ってても違法ではないみたいなんですが、たとえ違法だったとしても、改造のレベルがぶっ飛びすぎてるのと、堂々としすぎてるから、おーすげー!すげー!写真撮っていいですかー!?とかなって、誰も突っ込まなさそうですね。

アートとワクワクが法律に勝る。

 

最初はアーリーさんのお話しから!

自作イラストでめっちゃわかりやすいです!

f:id:imadokihatake:20180212225440j:image

 そして実際に、組み立てる!

意外と時間もかからないで、1時間もしないで、完成しました! ※作りたい人は、詳細教えますのでメッセージ下さい。
f:id:imadokihatake:20180212225602j:image
じゃーん完成
f:id:imadokihatake:20180212225743j:image

これで僕はスマホとPCの充電、マイハウスの電気は0円で使えるようになりました!

 

脱電力会社。

 

 

これが本当の自立ってやつなのかもしれないですね。  

 
f:id:imadokihatake:20180212230804j:image

アーリーさん、来てくれた皆さんありがとうございました!

 

2/17は【橋の下でRock Out】 一周年祭です!

 

音、酒、食、空間、こちらもちょっとづつレベルアップしてますので、美味しいお酒と美味しいご飯と気持ちいい音で最高な気分になれるようになってます!

↓イベントページです。ちぇけら

https://www.facebook.com/events/371002923333279/?ti=cl
f:id:imadokihatake:20180212230423j:image


f:id:imadokihatake:20180212230506j:image

 

遊び来て下さいね~!

 

ばーい

 

2月、3月は名護市東海岸が熱い!!

みなさんこんにちは。

ご無沙汰しておりました。最近は、近所に借りた畑の草刈や、田んぼ、そして名護市長選挙東海岸の若者も大忙しでした。

f:id:imadokihatake:20180207075907j:image

 

選挙の結果を受け、私たちが住む地域の目の前の海に辺野古基地が建設されているのですが、その建設が急速に進むかもしれないという危機感を抱いております。

 

そんな中で、私たちはたくさんのイベントを企画しております!熱い!

 

2月12日(土)14時~16時半 @ワカゲノイタリ村

あいつ電気始めたってさ クールな電力の使い方

”電力を自給しよう!”一般家庭に必要な電圧は12V。それに対して家庭用コンセントは100V。12Vなら、法律でも一般人が扱える範囲。ソーラーパネルを使い、電力自給の実践をご紹介いたします。しかも、500円。

 

2月17日(土)14時~21時 @ワカゲノイタリ村

www.facebook.com

とうとうやってきました。去年、ひょんなことで始まった野外音楽イベント、橋の下でROCK OUT。なんと気づけば一周年。今回はなんとDJ、アーティスト含め12組と豪華!レキオスサウンドさんも来ます!フード出店もあり、海外物資支援の古着屋さんも出店!入場料は1000円。わお。

 

3月4日(日)13時~14時半 @Holoholo Life

10名限定!田舎に英語を学びに行こう。(猫もいるよ)

ようやく古民家での英会話レッスンが実現する。ホワイトボードも取り付け、英語の本も少し取り揃え、おつまみには手づくり酵素ジュース。10歳~参加可能の、初心者向け英会話ワークショップです!90分2000円と、結構お得。

 

3月10、11日 @嘉陽

www.facebook.com

今年もやってきました、田植えの時期!どうせならインターナショナルにやっちゃおう。今回は、沖縄に住む外国人の方もお呼びして田植えしちゃいます!宿泊、ご飯つきでなんと5000円。宿には囲炉裏つき。目の前の嘉陽の浜は、晴れれば息を呑む星空。いつも食べているお米。お米はいったいどうやって育てるのだろう。お米のこと、どれぐらい知っているんだろう。

 

またイベントが増えたら随時発信していきます!

 

これからも、名護市東海岸の若者は動き続けます。

 

選挙は、めっちゃ楽しい。本当に、楽しい。

実は、私は、今まで一度も選挙に行ったことがない。一度も。

 

そんな中で、私は、名護市東海岸に移り住んだ。この地域に住んでいく中で、色んな方にお世話になり、色んな方と仲良くなる。飲み会や日常の会話から、日頃、不満に思っていることや毎日の難しいことなどを話してくれたりする方も出てきた。

 

そんな中で、この、大好きな地域の方々はなぜこのような目に遭っているのだろうか、と、とても疑問に思ってきた。自分の生活というより周りの人の生活を脅かし、困らせているものはなんなのか。疑問に疑問を重ねた結果、結局ぶつかった壁は【政治】だ。政治の何かが大好きな地域の方々を苦しめているように感じた。「名護市長選挙が2月にある」それを地域の方から聞いた私は、両候補の政策や、政党などを調べるようになった。

 

調べていく中で、「まず最初に今の市長の稲嶺さんと話したい!」という思いから稲嶺さんとコンタクトを持つ友人に接触し、若者と稲嶺さんが交流できるイベントに参加した。そこから始まったのが私と選挙のストーリー。

 

そこで私はただ単に疑問に思っていたことを稲嶺さんに聞いた。返答がさらなる領域への興味をそそった。少しだけ会話のキャッチボールをした後、周囲にいた後援会の方々からいっぱい話しかけられた。新聞記者からインタビューを受けた。

 

「選挙活動」という、今まで無関心だった分野へ足を踏み入れた。

 

その後も、後援会の飲み会に参加したり、ワークショップやイベントを主催、参加したりなど、一週間ほど何も考えず活動した。そして出てきたのだ。

【選挙って本当に面倒臭い】

以前感じていた、選挙は政治家のため。選挙はみんな揚げ足の取り合いで面倒臭い。正しさの押し付け合い。貶し合い。そして、

 

・・・選挙に行かない。

そう思い始めたのだ。選挙に関わっている人は嫌われる理由がさらに良く分かった。 以前から思っていた通りだった。時間の無駄に思えた。

 

その晩は、すぐるといっぱい話した。私が選挙について感じていることをいっぱい話した。その時に、ふと、とてもフラットに、客観的に、第三者的に相手の立場になれたのだ。そして、みんなが戦略を立てている様子や、色んな人が色んなアプローチを仕掛けているアイデア、そして、一つのことに向かって頑張っている姿が思い浮かんだ。必要なのは政治に関する知識だけじゃない。むしろ、政治に関する知識が薄くても勝てるのが選挙だと思う。それは私を含める国民が政治に関して無関心だからなのだ。その時、一瞬にして、今まで本当に面倒臭かった選挙が、

 

【選挙は最大の学びの場だ。プロセスが楽しい。】

 

と思えるようになり、数分もしないうちに、確信に変わった。あの、選挙嫌いが。あの、一回も選挙に行ったことのない私が。何が楽しいかはまだ言語化できていない。

 

だからこそ、2月4日の名護市長選挙まで、選挙活動に関わりたいと思う。この一週間で政治に関する知識が急激に増えた。メディアの勉強もできる。イベントの主催の仕方も学んだ。上手な討論の仕方や、討論の時に必要となり得る資料や情報の準備の仕方も学んでいる。補助金基金のこと、そして使われ方。そこから繋がってくる、国の仕組み。全てが楽しい。何かぐちゃぐちゃに絡まったものを一つ一つほどく感じ。

 

先週は、現職の稲嶺さんと2回、お話することが出来た。疑問に思っていたことを本当にわかりやすく説明してくれた。納得いかないこともあった。今週は、渡久地さんのお話も聞きたい。いっぱい勉強したい。

 

そして、選挙には感情や仕事などの事情も入っていたりするので、とても不公平になるところがいっぱいある。それにしても、一番大切なのは私たち一般国民の意識だ。私も含め、興味がなさすぎる。今後は、一般国民の意識をどう政治までもっていけるかを課題としたいと感じた。

 

名護東海岸に移ってきてたくさんの勉強をさせてもらっている。選挙もその一つ。

 

選挙にまさかそのような面白さが隠れていたとは。今年、沖縄ではいっぱい選挙がある。選挙のこの楽しさと面白さを分かち合いたい。

 

f:id:imadokihatake:20180123235228j:image

(田んぼにいた、イモリ。)

誰も教えてくれない素敵な“田舎暮らし”の裏話

またまた大浦の一角からはいさい!

 

今日はちょっと、“田舎暮らし” の裏話というか、誰も教えてくれない田舎暮らしのことを書きたいと思います。

 

田舎暮らしと聞くときっと、こんな感じのイメージだと思う。

  • 庭付きの古民家で家賃も安くのんびりとした暮らし
  • 自然が豊か
  • なんでも手づくり
  • 地域の方々とのふれあい、助け合い
  • 好きなことをして生きている
  • スローライフ 

f:id:imadokihatake:20171224121236j:image

シークワーサーを取る近所のスーパーガール。

 

実際ネットで調べてみてもざっくりこんな感じ。まあ、実際そうですけど(笑)

 

そこで、まず、”田舎“ というと、だいたいの場合、集落に住むことになります。要するに、人口が1、200人程度の地域の区民、集落の一員になるわけです。人が大勢いる都会と違って、誰かよそ者が入ってくるとすぐ分かります。そこでまず二つのタイプの地域があるのではないかと考えています。

 

1、比較的保守的な集落。

新しく入ってくる人、つまりよそ者をいい目で見ない集落もあります。予め仲良くなっていて、移住します!というと喜ばれるケースもありますが、いきなり移住となると地域全体として受け入れられることが難しいです。近所挨拶にいっても、ウェルカムな人、排他的な人、凄く分かれます。

2、比較的オープンな集落。

オープンな集落は、新しく入ってくる人に慣れているのか、不思議がられることも、特別扱いされることもあまりありません。でも、やっぱりここでも「前から知っている」「顔見知りである」ということはとても大事だと私は感じます。

f:id:imadokihatake:20171224121403j:image

 

私の場合はラッキーで、2の、比較的オープンな集落に移り住むことが出来て、また、顔見知りの方が何名かいて、みなさん本当に快く受け入れてくれてとってもラッキーでした。が、私の友達は、活動拠点を1の保守的な集落に決め、集落の事情や歴史、状況を知る前にそこに腰を下ろしました。結果的に仲良くなれましたが、

 

予め、自分が住みたい地域のことを知っておく、顔見知りになる。

 

それは、田舎暮らしを始めたり、自然豊かな地方や地域に活動拠点を置くときにスムーズなスタートが出来る、大切な一歩ではないのか、と私は考えます。

 

そして、先ほど挙げた ”田舎暮らし” のイメージですが、一つ一つ解説していきたいます。

 

  • 庭付きの古民家で家賃も安くのんびりとした暮らし

確かに。私も古民家っぽいおうちに住んでいて、家賃も安いです。が、”のんびり”というと少し違う気が。笑

修繕箇所も度々出てきますし、虫もいっぱいです。修繕する度にちょっとお金がかかったり、時間もかかります。家を借りる場合は、集落、地域の場合は、大家さんとのやりとりで問題発生・・・というのも多々あると聞きます。私は、大家さんがとっても優しくてオープンな方で、そういう問題はありませんが、「親戚が帰ってくるみたいでおうち使うから」という理由でいきなり退去を強いられたり、という例はいくつか聞いたことがあります。当たり前ですが、こういうときに見落としがちな「契約書」が必要ですね。

f:id:imadokihatake:20171224121501j:image

修繕途中のわたしんち。

 

  • 自然が豊か

田舎暮らしの醍醐味ですね~!自然は最高です!ただ、「開発」や「振興」を目的に、ちょっとは自然も犠牲にならないと、という意見の方もいたり、また、内的、外的な要因で意見の違い、政治的な立場の違いで集落内で亀裂が起こり、真っ二つに分断される・・・なんていう事もあったりします。

f:id:imadokihatake:20171224121618j:image

海、川、山、そして畑。

 

  • なんでも手づくり

小屋、かご、釣竿、手づくりもいっぱいですが、もちろん買う人もいっぱいいます。(笑)

 

  • 地域の方々とのふれあい、助け合い

ここが、”田舎暮らし”の一番のポイントだと私は感じていますが、勘違いしている人もいっぱいいるのではないか、と考えます。オープンな集落に移り住んだ私でさえも、地域の子どもたち、そして地域の方々と打ち解けるのは、3ヶ月たった今でようやく出来始めたぐらいです。最初は、地域の行事も良く分からず、「よそ者」の私は、積極的に行事の日程を聞きに行きました。地域の行事は、結構優先順位が高い。

また、「ご近所さんから野菜がもらえる!」なんて有名な話。最初から野菜がもらえるなんて私はありませんでした(笑)近所の方たちと仲良くなって、顔見知りになって、2ヶ月経ったある日ようやく「こっちの畑からなんでももらってね~」の一言がありました。最近ようやく隣のうみんちゅの方にお魚ください!とお願いできました。。助け合いもそうですが、みんな、きっと何かあったら助けれくれるんです。でも、何もしないでも助けに来てくれると勘違いしている人がいっぱいいるのではないかと私は思います。自分から求めないと、また、自分も何かお返ししないと、集落では大変なことになります(笑)

f:id:imadokihatake:20171224121704j:image

ようやく仲良くなれた子供たち。

 

  • 好きなことをして生きている

小さな集落。周りにあまり仕事といえる仕事はあまりありません。でもみんなこっちの暮らしが大好き。出費はとりあえず安いけど、暮らしがギリギリの方もいます。なので、好きなことを仕事に!という方は当然ながら少ない。私はそこを打破したいと思ってますが、だいたい共通しているのが、「ここの暮らしが楽しい」。好きなことをして生きているか、と言われるとそうでもないかもしれませんが、

「ここで生きるのが好き。」

そういう人たちはいっぱい、いっぱいいます。

 

 スローライフは全くスローじゃない(笑)

やることいっぱい。暮らしが全てだから、一つ一つが真剣勝負。のんびり農業しながら、とかイメージありますが、農業はのんびりじゃないです。やることいーっぱい!地域のことも、やることいーっぱい!お家のことも、やることいーっぱい!飲食店がないから、ご飯も作る。保存食の試行錯誤。やることいっぱいです!でもやっぱり、そも作業一つ一つがかけがえなく、大切で、愛おしい。全然スローじゃないスローライフだけど、ワンダフルライフです。

f:id:imadokihatake:20171224121754j:image

コーヒー豆の収穫お手伝い

 

“田舎暮らし” を始めて4ヶ月。あれこれ試行錯誤で田舎暮らしをしたことのない私にとって最初の1、2ヶ月はとっても辛かったです。どうしたらいいか分からなかった。でも、今こうやって集落のみんなと仲良くなって、どんどん好きになっていって、最高です!都会にはない大変さ、悩み、色々ありますがここの暮らしLOVEです。

 

田舎暮らしはいいことばっかりじゃない、でも、一つの場所に1年以上いるということをやったことのない私。大浦は、確実に1年はいそうだ。(笑)

f:id:imadokihatake:20171224121827j:image